9月になって、あの厳しかった酷暑がようやく治まり、朝夕がいっきに涼しくなって、初秋の気配を感じられるようになってきました。
去る9月1日(日)は、京都コンサートホールにて、京都府合唱連盟創立50周年記念フェスティバルが開催され、今日までの京都の合唱の育成や発展のために貢献された方々の功績に感謝し、またこの50年の京都の合唱の歴史をお祝いしようと17の合唱団の演奏と6つの合同演奏があり、延べ1700人ほどの入場者の元、京都の合唱仲間が集って、思い出に残る素晴らしいイベントとなりました。
我らが原納優子団長は、フラワー・コーラスの48年の歴史を団リーダーとして導き、また京都府合唱連盟の理事、副理事長、顧問として、今日までの長きに亘り、合唱界の発展のために尽力された功績に対して、京都府合唱連盟功労賞を受賞され、記念式典で、浅井理事長より記念の盾が授与され、皆で受賞の喜びを分かち合いました。

ステージ上で、私たちの憧れであり、人生の目標である原納団長の凛とした姿と晴れやかな笑顔に、会場の皆さんと共に大きな拍手を送り、「おめでとう!」とエールを送って、その受賞の喜びを共にさせてもらいました。
9月5日(木)の練習日には、フラワーの皆で、原納団長の受賞を改めてお祝いしようと、練習後半は談笑会と相成り、先ずは、原納団長からの言葉がありましたが、「今回の功労賞の受賞は、決して私個人ではなく、フラワー・コーラスを導いてくださる先生方と皆のおかげでいただいたもので、フラワー・コーラスが受賞したものだと思っています。皆さん、ほんとにありがとう!」と、いつもながらの穏やかで美しい笑みで感謝の気持ちを述べられました。
フラワー・コーラスは、1965年9月にPTAコーラスとして発足し、今回の原納団長の名誉ある受賞と共に、団としてはちょうど今年の9月で、満48歳の誕生日を迎え、今月からは49年目のスタートとなりました。
コンサートホールでの記念フェスティバルのホワイエでは、各合唱団が団のPRポスターを掲示できることになり、原納団長の受賞も祝って、フラワー・コーラスの48年の歴史トピックスのフラワー思い出写真館を編集しましたが、そのポスターを皆で改めて見ながら、フラワーの今までのステージや思い出を振り返りました。
35年前の1978年にまだ青年のような精悍な富岡先生を指揮者としてお招きしてから、4年後1982年には初めて神戸での全日本おかあさんコーラス全国大会に出演し、1985年の創立20周年には島田祐子さんをゲストにお招きして、初めてミュージカルメドレー「My Fair Lady」を富岡先生の編曲で演奏した思い出や、20年前の1993年に金沢でのおかあさんコーラス全国大会で初めて「ひまわり賞」を受賞したこと、1996年の30周年リサイタルは、初めて京都コンサートホール大ホールでの演奏会となりましたが、超満席の1752人もの来場をいただいたこと、また16年前の1997年の札幌での全国大会では、富岡先生編曲による「CATS」メドレーで、グランプリを受賞し、その後2002年の東京大会、長崎大会、鳥取大会、長野大会、福岡大会、そしてこの2013年夏のフェスティバルホールでの大阪大会は9度目のおかあさんコーラス全国大会で、これらの懐かしい思い出や今年の全国大会に寄せていただいたたくさんの感動的なメッセージのお手紙、メール(20ページ近い数でした)を皆で読んだり、語ったり、思い出は尽きることなく、本当に嬉し、楽しの談笑会となりました。
とりわけ、先月のフェスティバルホールでのフラワーの演奏は、「素晴らしかった!楽しかった!見事な声量だった!感動がまだ蘇ってくる!」などなど、見に余るお言葉を、9/1のコンサートホールでお出会いした多くの先生方や合唱仲間の方から団員にお声かけいただいたり、握手を求めてくださったり、「今日も先日のお人形さんたちのステージがみられるかと思ってきたら、今日はMy Fair Ladyだったんですね。でも今日は上品でエレガントで、おかあさんコーラスの温かさが滲み出ていて、素晴らしかったわ!」とこれまた、見知らぬ何人かの方にも声をかけていただき、団員一同、大きな大きな励みと幸せをいただき、この場を借りて、応援いただいた皆様、感想をお寄せいただきました多くの皆様に、心からお礼を申し上げます。

9月5日の練習は、富岡先生が岐阜の加茂高校の指揮本番のお仕事があり、体調もお悪かったので、残念ながら欠席と聞いていたので、ピアノの岸本佳美先生と、ボイストレーナーの吉岡仁美先生から、これからの抱負や目標を語っていただき、皆で創立50周年に向けて、また新たなスタートを頑張っていこうね、これからも合唱大いに楽しんでいこうね、皆ありがとう!と拍手で締めくくり、原納団長にお祝いの花束も皆からプレゼントして、今日の新たなスタートを記念撮影しよう、まずはフラワーの長きにわたりを共に歩まれた80代の先輩方の写真撮影をしようとしていた時に、
なにやら、外で音が・・・な・な・なんと、富岡先生が「おめでとう!」と練習場のドアを開けて、入ってこられ、ビ〜〜〜ッグサプライズ!!!\(◎o◎)/!
手にはフラワーのシンボルである赤いバラの花があり、一目散に原納団長に愛を込めてのプレゼント。なんとも温かな光景に、涙が出るやら、感動するやら・・・
「コンサートホールでは、僕がいなくても、ちゃんと演奏できたそうで、嬉しいやら、悲しいやら・・」
「そんな〜、めちゃめちゃ不安で、顔で笑って、心でドキドキ、佳美先生のピアノとゆり子先生のパーカッションでなんとか引っ張ってもらったけど、金輪際先生なしのステージはたちましぇ〜ん!!」と皆で宣言!
「先生も、いずみホールで、感動的な見事なフォーレレクイエムの演奏だったそうで、おめでとう!!」とお互いの9/1を拍手しあい・・・
本番終えて、高速飛ばして、体調悪い中、こうして駆けつけてくださった富岡先生の笑顔を見て、皆ほんとに嬉しくて、またまた一盛り上がり・・・!!
こうして、49年目スタートのフラワーとなり、最後に富岡先生交えての嬉しい嬉しい記念撮影とあいなりました。

48年の歴史を経て、メンバーの平均年齢もぐんとあがり、半数が70歳以上になったフラワー・コーラスですが、先生方のご指導の賜物で、ステージではまったくその実年齢は感じられないとか?!?
これからも大好きな合唱をもっともっと長く楽しんでいけるよう、地道な発声練習、パート練習、先生方からの毎回毎回の一杯のエッセンスをしっかり吸収して、長年培ってきたチームワークと絆で、益々KENワールドの温かで豊かな音楽とフラワー・コーラスらしい演奏を届けていけるよう、皆でまた新たな第一歩を踏み出します。
フラワー・コーラスに関心を持ってくださっている方、団員募集しております。どうぞお仲間になってください。見学もいつでもお越しください。
フラワー・コーラス、今度もどうかよろしくお願いいたします。
深い深い感謝のうちに・・・