
全国大会二日目、いよいよ本番の朝は、大阪一円大雨・洪水警報が発令され、中之島リーガロイヤルそばで最終練習をしている間、雨は一層激しくなり、一時フェスティバルホール近辺は車両通行禁止になったほどのゲリラ豪雨。練習中になんとか雨がひどくなりませんようにと祈りながら、朝の2時間の最終練習スタート。
前日の舞台確認を終えて、またまた閃かれた先生から2つほど演出追加するよ!の朝の挨拶。「よし、きたか〜!!」の皆の笑顔。入場行進の前のおもちゃ箱の演出や、くるみ割り人形の「ロシアの踊り Trepak」に新たな動きも加わり、繰り返し練習を!
練習を終え、練習会場の扉をあけると次の団体の皆さんが待機されていて、「頑張りましょうね!」とエールを掛け合ってのご挨拶。さあ、次はお腹ごしらえ。
皆食欲も旺盛、ランチもしっかり頂いて・・・

昼食済ませ、ホールへ向かう時には、雨も小雨になり、道路の水もひいて、車両通行止めも解除されていて、タクシーでなんとか移動。こんな警報も出ていることだし、観客数も1日目よりは少し少ないかなぁ?前日のような入場制限はかかっていないだろうなぁと思って、ホール入りしたら、午前の部終了のころは1階席への会場扉の前は長蛇の列、15時頃来られたお客様は結局ホールにはお入りになれず、モニターで演奏を聴かれたとも聞いたほど、二日間とも大変な入場者数で、ホールは超満員の大観衆。
二階席前方に座っていた妹が午後の部開演前の休憩中に撮影した1階席の様子。

1階席後方から2階席の様子。

34番16:35の私達の出番。楽屋で皆人形姿に変身し、リハーサル室へ。15分のリハーサル時間、最終の確認を終えて、いざいざ舞台袖へ。袖で先生にウィグをかぶってもらい、司会の足立さんや照明の舞台スタッフさんとも最終確認をして、皆で円陣を組んで、目を見つめあって、小声で「エイエイオー!」
舞台は照明を20%に落としてもらい、人形たち、ひな壇下におもちゃ箱に詰め込まれた風に待機、先生の「行進はじめ!」で照明は全灯に!スポット浴びて、さあひな壇へ人形たち登場。会場から嬉しい手拍子をいただきながら、皆さっそうと手足を動かして、行進してひな壇に整列。
富岡先生の人形のかたかたした動きで、指揮ポジションへ移動の際から、会場では笑い声が!
ステージ上からみる満席の会場。でもあんなに大きな収容数なのに、そんなに距離感を感じず、心はワクワク!先生の合図で、一斉に人形ポーズへ。前奏が始まって、さあなんといっても第一声!皆の声がよく聞こえる。声よ飛んでいけ!とJingle Bellを奏でながら、演奏が始まる。
くるみ割り人形の5曲をそれぞれの曲の特徴が表現できるような歌声と人形の振り付けをして、最後の「花のワルツ」が終わって、人形たちが眠りにつく際には、会場から拍手が、照明も20%に落ちて、「Alleluia」の曲と共に人形たちが眠りから覚めて仲間たちと人間になれたことの喜びと嬉しさを表現してみようという富岡先生の演出シナリオを、Alleluiaの主への賛美を奏でながら、皆でこんな大舞台に立てて、感謝と感動の思いも込めて、精一杯表現。
隣のメンバーたちと肩を組んで進んで舞台中央に固まっての最後のポーズが決まった時は、観客の大拍手。幸せで、幸せで、皆でお辞儀をして、袖へ帰るまでに涙が溢れそうになり、会場に手を振りながら、感動が胸いっぱいにこみ上げました。
集合写真撮影場所への移動も1階席ロビー、エレベーター、ホワイエ、沢山の方が肩をたたいて、「楽しかった~!」と声をかけてくださったり、拍手をしてくださったり。集合写真撮影場所には、友好団のふじの花さんやコンソートさんの多くのメンバー、京都の他の女声合唱団のメンバーの方も、そして家族や友人たちもたくさん並んで、迎えてくださって、大阪で開催だったので、こんな多くの方に応援してもらって、感激一入。また人形の振り付けの動作を優しくご指導くださったサキちゃん先生も雨の中をフェスまで応援に駆けつけてくださり、一緒に記念撮影に加わってもらえて、とても嬉しかったです。

写真撮影を終えて、また楽屋へ衣装着替えに行くエレベーター(2階〜5階への登り1分半の移動)では、最終団体の演奏が終わり、会場のお客様が一気にホールを出られて、下りのエレベーターへ。登りのエレベーターの衣装姿の私たちにずっと1分半、とぎれることなくすれ違う皆さんが拍手くださったり、楽しかった、楽しかった!と声をかけつづけてくださって、こんな皆さんの反応をいただけるとは「ありがとうございます。ありがとうございます。」と手を振りながら、本当に嬉しくて・・・
感動を抑えながら、汗でびちょびちょの更衣を済ませ、皆で一杯の笑顔で、結果発表の会場へ。
二日目も県代表の個性あるその団ならではの味わいで、バライエティーに富むレベルの高い演奏が繰り広げられて、優秀賞にあたる「ひまわり賞」は出演団の1/3にしかいただけないので、ほんとに皆でドキドキ。
二日目出演団の最後から二番目の「34番 フラワー・コーラス ひまわり賞」のアナウンスに、感謝感動がこみ上げました。
壇上での表彰式。原納団長とMchanが代表で賞状と盾をいただく。客席最前列に座っていたメンバーたちも万歳!!


この酷暑の7月、8月、全国大会に向けて、更なる編曲や演出を手掛けてくださり、毎回毎回私たちを叱咤激励しながら、フラワーらしい演奏が届けられるよう熱いご指導をしてくださった富岡先生。この2ヶ月は早朝練習も組んで、各パート、一人一人の声を丁寧にボイストレーニングをしてくださり、いつも本当に親身になってメンバーに寄り添って、力を与えてくださった仁美先生。ピアノ伴奏だけではなく、パートごとの練習に音と発声をしっかり確認してくださり、適切なアドバイスで支えてくださった佳美先生。
そして、最年長で体力的にもどんなにしんどかっただろうかと案じながらも、その燐とした姿で、皆の手本となって、引っ張りつづけてくださった原納団長のおかげで、誰一人脱落することなく、全日本大会に出演出来て、練習の成果を発揮して、本番をこんなに楽しめて、忘れられない2013年の夏になりました。
打上げの場でも、先生からも「応援してくださる家族にも感謝やね!」との言葉も出ましたが、こうして仲間たちとの趣味を楽しめるのも、理解して応援してくれる家族のおかげで心から感謝しています。
本番翌日の昨日も、他の合唱団の方がメールくださったり、電話くださったり、まだ返信の出来ていない方もありますが、あたたかい応援を本当にありがとうございました。
そして最後になりましたが、この全国大会というビッグイベントを準備し、当日の二日間、おかあさんたちが一日笑顔で力を発揮できるよう、裏方を支え続けてくださった全日本合唱連盟、関西合唱連盟、大阪合唱連盟の皆様、近隣の県からの応援スタッフの皆様、本当にお疲れ様。ありがとうございました。
来年は、新潟でのおかあさんコーラス全国大会開催です。
これからもおかあさんたちの明るい笑顔と素敵な歌声に包まれて、ますますおかあさんコーラスが発展しますように、心から祈念しています。
感動と感謝のうちに・・・
追伸:第36回全日本おかあさんコーラス全国大会の選考結果は、全日本合唱連盟のHPをご参照ください。
素晴らしい記事をありがとうございます。
85歳の団長を筆頭にチームワークで得た偉業でしたね。
音楽によって生かされ、音楽によって命を与えうる、
ということを改めて心に深く覚えることができた演奏でした。
僕のホームページも更新しました。
ご高覧ください。